渋谷駅西口交差点

渋谷駅西口交差点については、交差点内における進路変更の可否が疑問点のようである。
進路変更の可否の他に、進路変更によってどの程度右に移動しても良いかについても押さえておくべきだろう。

交差点内における進路変更の可否

自転車を含め車両は、交差点内における進路変更は、追い越す場合については禁止されているが、それ以外の場合については特に禁止されていない。
そのため、追い越しを伴わない進路変更であれば、交差点内で行っても、少なくとも法律上は問題ない。

なお、進路変更に際しては、後方車両の急ハンドル・急ブレーキを招くようなことをしてはならない。
後方確認をしっかり行う、可能であれば手信号による進路変更の合図を行うなどしよう。

どの程度右に移動して良いか

自転車は、車両通行帯が設けられた道路(片側二車線以上の道路)を通行する場合には、基本的に第一車両通行帯(第一車線)を通行しなければならない。
やむを得ないときには第二車線を通行することもできるが、少なくとも渋谷駅西口交差点前後においては、そのような事情は見あたらない。
そのため、右方向への進路変更に際しては、第一車線の右側に移動する程度に抑えておく必要がある。

なお、トンネルを越えた先の交差点は、左折レーンはまだ1車線分しかない。
二車線とも左折レーンとなる渋谷署前交差点はまだ相当先なので、第一車線右側までの移動で、支障なく交差点を通過できるはずだ。

右側に移動するタイミング

第一車線が左折レーンである交差点を直進する場合には、左折自動車との交錯が生じないよう、あらかじめ第一車線右側に位置取りをしておくことは、有効な方法である。
ただ、あまりに早いタイミングで右側に移動してしまうと、状況によってはかえって危険が生じることとなる。
交通状況に応じ、適切なタイミングで移動するようにしよう。
また、右側への移動が困難と感じたら、とりあえず道路の左側端寄りを通り、左折自動車と交錯が生じないようタイミングを計って交差点に進入するなどといった方法も考慮すべきかもしれない。

関連条文

道路交通法

(車両通行帯)

第20条 車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。ただし、自動車(小型特殊自動車及び道路標識等によつて指定された自動車を除く。)は、当該道路の左側部分(当該道路が一方通行となつているときは、当該道路)に三以上の車両通行帯が設けられているときは、政令で定めるところにより、その速度に応じ、その最も右側の車両通行帯以外の車両通行帯を通行することができる。

3 車両は、追越しをするとき、第25条第1項若しくは第2項若しくは第34条第1項から第5項までの規定により道路の左側端、中央若しくは右側端に寄るとき、第35条第1項の規定に従い通行するとき、第26条の2第3項の規定によりその通行している車両通行帯をそのまま通行するとき、第40条第2項の規定により一時進路を譲るとき、又は道路の状況その他の事情によりやむを得ないときは、前2項の規定によらないことができる。この場合において、追越しをするときは、その通行している車両通行帯の直近の右側の車両通行帯を通行しなければならない。

(追越しを禁止する場所)

第30条 車両は、道路標識等により追越しが禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、他の車両(軽車両を除く。)を追い越すため、進路を変更し、又は前車の側方を通過してはならない。

1 道路のまがりかど附近、上り坂の頂上附近又は勾配の急な下り坂

2 トンネル(車両通行帯の設けられた道路以外の道路の部分に限る。)

3 交差点(当該車両が第36条第2項に規定する優先道路を通行している場合における当該優先道路にある交差点を除く。)、踏切、横断歩道又は自転車横断帯及びこれらの手前の側端から前に30メートル以内の部分