Q15.信号のないところで右折。ここも二段階右折をする?

この設問は、自転車が右折を行う際に、停止義務を負うのかどうかの問題となります。
自転車は、信号機のない交差点でも、右折する際は交差点の左側端に沿って進行しますが、右折時に停止する義務は負わないので、他の車両の通行を妨害する恐れがなければ、停止しなくとも問題ありません。

信号機の設置されていない交差点の右折方法

右折の進路

自転車は、信号機のない交差点でも、右折する際は、交差点の左側端に沿って進行します。
そのため、右折の進路は、信号機が設置された交差点を右折する場合とほぼ同じ進路になります。

右折の方法

信号機が設置されていない交差点では、右折地点(交差点の左奥の位置)付近まで進み、その地点においてそのまま右に進行方向を変更します。

右折時の注意事項

後方車両の進行を妨害してはならない

自転車の右折方法は、道路の横断に類似した動作を行うため、右折後の進行に際し、他の車両の通行を妨害してはなりません。
そのため、信号機が設置されていない交差点を右折するに際しては、右折地点付近で右折を行う前に、後方確認を含め安全確認し、必要に応じて一時停止するなどすべきこととなります。

合図(手信号)を示す

右折を行う際には、交差点の30m手前から、右折の合図を示さなければなりません。
また、右折を完了するまでの間、合図を示し続けなければなりません。
自転車の場合、状況によっては、手信号による合図を行うとバランスを崩す恐れがありますが、そのような恐れがない場合には、しっかりと手信号による合図を行い、周囲の車両に右折の意思を示されることをお勧めします。

関連条文

道路交通法

(定義)

第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

5 交差点 十字路、T字路その他二以上の道路が交わる場合における当該二以上の道路(歩道と車道の区別のある道路においては、車道)の交わる部分をいう。

(横断等の禁止)

第25条の2 車両は、歩行者又は他の車両等の正常な交通を妨害するおそれがあるときは、道路外の施設若しくは場所に出入するための左折若しくは右折をし、横断し、転回し、又は後退してはならない。

(左折又は右折)

第34条

3 軽車両は、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、交差点の側端に沿つて徐行しなければならない。

(合図)

第53条 車両(自転車以外の軽車両を除く。第3項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。

2 前項の合図を行なう時期及び合図の方法について必要な事項は、政令で定める。

(安全運転の義務)

第70条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

道路交通法施行令

(合図の時期及び方法)

第21条 法第53条第1項に規定する合図を行なう時期及び合図の方法は、次の表に掲げるとおりとする。

合図を行なう場合 合図を行なう時期 合図の方法
右折し、又は転回するとき。 その行為をしようとする地点(交差点において右折する場合にあつては、当該交差点の手前の側端)から三十メートル手前の地点に達したとき。 右腕を車体の右側の外に出して水平にのばし、若しくは左腕を車体の左側の外に出してひじを垂直に上にまげること、又は右側の方向指示器を操作すること。

関連コンテンツ

自転車の道路交通法(交通ルール)